レバノン映画がおしゃれ♥
レバノンの映画『キャラメル』をご紹介したいと思います。首都ベイルートのエステサロンが舞台で、そこに集う5人の女性たちの日常が描かれています。女性たちはそれぞれに、恋愛、結婚、不倫、同性愛、老いに直面し、試行錯誤しながら日々過ごす中、彼女たちの友情も絡みつつストーリーは展開していきます。
レバノンというと戦争映画のイメージが強いかもしれませんが、実際はコメディが多い国で、こんなおしゃれな映画も作っちゃう国なのです。この映画はフランスとの合作だということも一理あるかもしれませんが、全編を通してスタイリッシュなつくりになっています。”中東のパリ”と呼ばれるベイルートの美しさがよく出ている作品と思います。また、監督、主演、脚本を務めたナディーン・ラバキーさん他、素敵な女性ばかりが登場します☆ちなみに、レバノンは中東一、美人が多いと言われています。
レバノンはもっと保守的な国かと思っていたのですが、冒頭で紹介したように、女性たちの悩みを見る限り、いろんな形の恋愛が許容されている社会でもあるのかなと思いました。レバノンの事情にはあまり明るくないため本当のところはわかりませんが、映画の中では婚前恋愛の自由についても描かれています(中東では国や地域によっては婚前恋愛は禁止されています)。扱ってる題材は重いけれど、女性たちのパワフルで明るくてチャーミングな姿に引き込まれるような作品です。
これからアラブの映画を順々にご紹介していく予定です。少しでも興味を持っていただければ嬉しいです^^
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