アラビアンナイトの世界
アラビアンナイトをイメージして作りました。このブログのタイトルバックにもなっています。
小さいころの私にとって、お姫様と王子様はヨーロッパ風ではなく、なぜかアラブ風のイメージがありました。そして、3歳ごろからスフィンクスが大好きで、いい大人になってから、突然エジプトに語学留学してしまいました。さらに、留学を機に、起業……まるで、生まれた時からアラブと繋がっているかのような人生です^^
子どもの頃はアラビアンナイトは、空飛ぶ絨毯だったり、シンドバッドだったり、「開けゴマ!」のアリババだったりと、夢のようなおとぎの国の話でした。しかし、大人になって改めて今度は「千夜一夜物語」として読んでみると(ちなみに私は岩波文庫版です)、結構血みどろで残酷だったり、エロティック描写が満載だったりと、かなりグロテスクなんでびっくりしてしまいました。でも、ストーリーに目を向ければ、そこにはやっぱり不思議で奇妙でロマンティックでユニークでエンターテイメントたっぷりなおとぎの世界が広がっています。何とも奇妙なハーモニーでできている物語です。
アラビアンナイトはマドリュス版とかバートン版とか複数あって、翻訳によって内容がだいぶ異なります。作者も年代も不詳、また「アラビアン」とありながら起源はインドなんじゃないかという説もあります。どれをとってもミステリアスなところも、アラビアンナイトらしいと言えるのかもしれません。
ちなみに、アラビア語を習うんならアラビアンナイトが読めるようになったらいいなあと思っていたら、現地で家庭教師をしてくれたエジプト人の先生に、「エジプト人でも読むのが難しいのよ」と言われてしまいました^^;どこまで行っても、ミステリアスな書物です。
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